どうなる?住宅ローン金利

7月31日、日銀は短期プライムレートをこれまでの0~0.1%から0.25%へ引き上げることを発表しました。

短期金利の上昇は、住宅ローンの変動型金利に直結します。現在、住宅ローンを借入中の方の7割以上は変動金利を利用しているため、住宅ローンを組んでいる大多数の方に関係する利上げになりそうです。

借入中の住宅ローン金利にどの程度影響がでるかは、借入先の金融機関によって異なります。ご自身の借入先の動向を見極めることが大切になるでしょう。

ただし、仮に借入金利が上昇しても、5年間は返済額据え置き、また新たな返済額は125%以下というルールを金融機関が設けていれば、一気に返済額が上昇することはありません。

しかし、この場合でも金利上昇により返済総額は増えていますので、返済を先延ばしにしているだけとなっていることを知っておく必要があります。

これから住宅ローンを組む場合はより慎重な対応が必要になります。

昨今、不動産価格の上昇により多額の住宅ローンを組む方が多くなっています。返済期間が長いほど金利の影響は大きくなります。変動金利を選択する場合は、金利上昇時に対応できるようにある程度の余力を残した家計管理が重要です。

住宅を購入するときは往々にして家のことだけで頭がいっぱいになりがちですが、その先のライフイベントを考慮して無理のない返済計画が大切でしょう。

FP事務所MIRAI

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