新しい形の住宅ペアローン

不動産価格が高騰する中、夫婦2人がそれぞれローンを組むペアローンの利用者が増えています。ペアローンの場合、夫婦それぞれが団体信用生命保険に加入します。夫婦のどちらかが死亡すると、死亡した人の債務は団信から払われますが、残された方は自分のローンを払い続ける必要があります。子育て中の方などは、育児と家事という物理的な負担が増える上に、これまでの2馬力の経済力から一人で生活を支えなければならないという経済的な負担も増します。

6月から、夫婦2人の債務を免除する新しい形の団体信用生命が登場します。新たな団信は、ペアローンを組む夫婦どちらか一方が死亡したときには、2人の債務を免除するというものです。ただし、その保証分の金利が住宅ローン金利に上乗せされる仕組みです。

たとえば、住宅ローン金利が0.4%だとしても、新たなペアローン団信利用の金利が0.2%であると、0.6%の金利で住宅ローンを返済していくことになります。

まだ、一部の銀行のみでしか利用できないようですが、これからペアローンを予定している方は一考の余地がありそうです。

FP事務所MIRAI

家計の見直しでMIRAIを変える 金融商品の販売を行わない独立系FPです。 皆様の日常のお金のお悩みを一緒に解決しましょう。

0コメント

  • 1000 / 1000