マイナス金利の解除で家計はどうなる
日銀はマイナス金利の解除を発表しました。
これにより、私たちの暮らしにどのような影響があるのでしょうか。
まずは、預金金利が上がります。日銀の発表を受けて、すでにメガバンクは預金金利の利上げを発表しました。
たとえば、普通預金金利が、これまでの0.001%から20倍の0.02%へなど。
見逃しがちなのは現在保有している定期預金の金利です。0.02%より低い金利で定期預金に預けている場合があると思いますので、場合によっては一度解約して預け替えを検討するのが良いでしょう。
また、気になるのは、住宅ローンの変動金利です。
現在、住宅ローン利用者の7割以上は変動金利を利用しています。
足元の金利が上がると変動金利が上がる可能性があります。ただ、変動金利の基準となる短期プライムレートがすぐに上がるという想定は今のところないようで、住宅ローンの変動金利が急激に上がることはないだろうというのが大方の専門家の意見のようです。
ただし、今後、日銀が追加的に利上げをしていくようなことになると変動金利も上がることが予想されますので、住宅ローンの残債が多い方や、これから住宅ローンを組む予定の方は慎重な見極め、対応が必要になりそうです。
一般的に、住宅ローンは固定金利が上がった後に、変動金利が上がります。変動金利が上がったから、または上がりそうだから固定金利に借り換えようとしても、その時点ですでに固定金利が相当高くなっている可能性があります。
日銀や政府の動向を注視していきましょう。
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