住宅ローン金利が上昇傾向に
大手銀行は、来年1月からの住宅ローンの固定金利の引き上げを決めたようです。
固定金利は、日本の10年物国債の金利に連動しています。これまで10年物国債の金利は0.25%を上限に日銀が調整を行っていましたが、先日突如、0.5%を容認する旨の発表がありました。このことが、固定金利の見直しにつながっています。
一方、変動金利は、日本の短期金利に連動しているためすぐに上昇することはないと見込まれていますが、4月に日銀総裁が交代した後に、金融政策の転換があれば上昇する可能性はあります。
現在、住宅ローン利用者の7割以上は変動金利を利用しています。
変動金利では、これまで住宅ローン減税の控除率(*)よりも低い金利であることも多かったため、住宅ローン減税の恩恵を最大限に受けるために、あえて頭金を入れずにローンを組んでいる方もいるようです。
住宅ローン残高が多いほど、金利が上昇した場合の総返済額に与える影響は大きくなります。
現在、住宅ローンを返済中の方、これから借り入れをする方は、今後の住宅ローンの動向に注目しましょう。
(*)2022年4月以降0.7%、それ以前0.1%
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